Q:調整手当とは?

A: 看護師の仕事には基本給のほかにいろいろな手当てが付きます。
例えば通勤手当、住宅手当、家族手当、残業手当などの一般的なものから夜勤
手当、資格手当、特殊勤務手当など看護師特有のものまであります。
こうした手当てのおかげで看護師の給料は比較的高額になっています。

では調整手当とは何でしょう?
この言葉だけでは何の事だかわかりませんね。
この調整手当とは別に看護師だけにある特別な手当てではないのです。
ではないかというと給料を調整するための手当てです。

採用する側は転職してきた人の給与を決めるときに、当然今までの給与を参考
にします。また、転職する人も希望額を伝えてそれを条件に採用を受ける人も
多くいます。
しかし実際には勤務先の給与体系は一律に決まっており、なかなかその希望額
や適正な評価のための給与を支払うことが制度的に難しいケースがあります。
その実際の給与体系と払いたい(もらいたい)給与の差額を埋めるために支給
されるのがこの調整手当です。

つまり調整手当は看護師さんのキャリアや実績を評価して支払われる評価給で
すね。普通は時限付きで支払われます。いつまでも規定の給与体系に載らない
のは人事的にはおかしいですから。

しかしこれ以外にいろいろな使い方をしているケースがあります。
例えば雇う側は出来るだけ固定給を減らしたいと考えます。とはいえ全体の給
与水準を引き下げるのは問題があります。そこで固定給ではない「調整手当」
という名目で支払うことで、いつでも給与を減額できる下地を作っておく、と
いうテクニックを使うことがあります。

また同じ残業でも、業務の質が異なる残業があります。当然質の高い残業をす
る人は高い給与を支払うほうがいいので、ここにも残業手当とは別に調整手当
を払うことがあります。

看護師さんには専門的な仕事が多いのでいろいろな調整手当を払っているケー
スがあります。転職の際は聞きづらいですが後のトラブルを回避するためにも
給与体系や明細を詳しく聞くことをお勧めします。